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コラム

お役立ち情報
2022年04月25日 [お役立ち情報]

プラークを恐れてください。あなたの敵はプラークです。

あなたの敵はプラークです
若い頃から歯が悪くてお悩みの方。歯に小さな穴が開いて歯医者に行ったら、麻酔されて歯を削られて、神経を取られて、痛い治療に耐えながら何回も通ってもなかなか終わってもらえず、終わった時にはカッコ悪い大きな銀歯を入れらたり、場合によっては痛みが完全に取れなかったり、最悪歯を抜かれたなんてこともあったかもしれません。治療の過程で、聞いていない治療をされたり、歯医者さんが忙しそうでなかなか説明が受けられなかったり、高い治療ばかりすすめられたり納得がいかない経験もするわけです。すると、通っている歯医者さんの治療に不満や、不信感が募り、歯医者を変えようと決意するわけです。知り合いに話を聞いたり、ネット検索をしてよさそうな歯医者を探すわけです。場合によっては2〜3件、説明だけ聞きにいって歯医者さんの様子を見にくる方もいます。当院にも、毎日そういう初診の方がいらっしゃいます。過去の治療履歴がびっしり書かれたメモを左手に、ペンを右手にお持ちになり、私とのカウンセリングがはじまるや否や、ここに至る過去の経緯を話し始めて15分以上時には30分以上はかかります。正直、前の歯医者の悪口もよく聞きます。不満があるから他に行こうと思うわけですから、気持ちはわかります。「この歯医者も大丈夫なんだろうか?」という目でこちらを見ています。それは過去の苦い経験からそうなるのでしょうね。私個人というか、歯科医療に対する不信感になってしまっていますよね。でも、もっと心の奥では「なんとか助けてほしい。どこかに助けてくれるドクターがいるはず」という、すがるような切実な思いも、表情からうかがえるわけです。色々あって大変だったことはお察しします。しかし感情論だけでお話を聞いても、解決できませんので、冷静に細菌学の観点から解決策をお話ししていきます。そういう歯が悪くて悩んでいる、いわゆる歯医者難民の方、私から一言言わせてください。はっきり申し上げると、あなたは敵を間違えています。あなたの敵は歯科医療とか、歯医者さんではありません。「本当の敵はプラークなんです。」もう一度言います。あなたを苦しめている、本当の敵はプラークなんです。プラークって聞いたことありますよね。歯にくっついているこれです。

プラーク

プラークがなければ、あなたは虫歯でも歯周病でも苦しまくてよかったのです。プラークがなければ、痛い治療をしなくてよかったわけですし、銀歯にもならずに済んだわけですし、歯を抜かなくてよかったわけです。全部プラークが悪いんです。早くプラークを取っていればよかったのです。敵を知りましょう。今からでも遅くありません。と言いましょうか、歯で苦労された方でないと興味のない話でしょうから、うってつけの機会かもしれません。というお勉強です。
正確にはデンタルプラークといいまして、日本語では歯垢といいます。時間が経って固くなると歯石となります。歯にくっついている白いねばねばしたものです。これを食べかすだと思っている方、勘違いです。人間は唾液の中に口腔常在菌という細菌を飼っています。細菌がふわふわと浮遊している状態です。
唾液中の口腔常在菌

一人あたり、数百種類の細菌がいます。そして飼っている細菌の種類は人によって違うというのも特徴です。
AさんとBさんでは飼っている細菌の種類が違うんです。ペットで例えるなら、Aさんは柴犬とペルシャ猫とメダカを飼っているとしましょう。ところが、Bさんは柴犬までは一緒なんですが、秋田犬とハムスターとオカメインコを飼っているという感じで、唾液の中にいる細菌がそもそも人によって全然違うんです。

●1つ目の大事なポイント
唾液の中に浮遊している口腔常在菌という細菌は、とくに何にも悪いことはしません。というか実はいい細菌なんです。お口の外から入ってくる外来性の悪い細菌からお口の中を守ってくれる、門番と言いましょうか、番犬と言いましょうか、我々人間にとってありがたい細菌なんです。つまり、口腔常在菌というのは、出てかれてしまっては困る細菌なんです。もっとも現在の科学では口腔常在菌を取り除くことはできません。彼らがあなたのお口からいなくなるのは、あなたが死んで灰になるときだけです。
ここでまとめます。唾液の中に浮遊している数百種類の口腔常在菌は無害でありむしろ味方です。

●2番目の大事なポイント
唾液の中にいる時にはバラバラで浮遊している状態の口腔常在菌ですが、歯にくっつく性質があります。はじめはくっつきやすい細菌の種類だけが歯にくっつくのですが、その上に他の種類の細菌もどんどんと連結してくっついていきます。細菌たちは歯にくっつくと白いネバネバしたバリアを出して、安定して過ごせる定住地を作りはじめます。これがプラークです。このネバネババリアは細菌達を守り育てる最高のお家のようなものです。プラークの中で、1時間に2倍というペースで仲間を増やしていくので、単純計算だと半日で1000倍という猛烈なスピードで仲間を増やすことになるわけです。

プラーク内の細菌増殖イメージ

全くプラークがないきれいな歯でも、翌日には薄いプラークがつきはじめ、一週間も経てば成熟した立派なプラークに成長します。プラークは唾液の中にいる口腔常在菌が、あなたの歯に作る、ネバネババリアのお家だったわけです。間違ってもこの白いものが食べかすだなんて思わないでください。唾液の中ではバラバラだった細菌達も、プラークの中では超高密度にくっつきあってひしめき合って存在しています。

プラーク中の細菌(超高密度)

すると、すぐ隣にいる違う種類の細菌達とも助け合い協力しあって、より進化したプラークに変化させるのです。唾液の中では弱い存在だった口腔常在菌達は、プラークの中で爆発的に増殖し、やがて力を持ち始めます。自分達の生息範囲を広げるために歯や歯周ポケットへの侵攻を始めるのです。これが虫歯や歯周病と言われてあなたを苦しめている原因なのです。
ここでまとめます。口腔常在菌はプラークという集団になると虫歯や歯周病といった悪さができるようになります。

●3番目の大事なポイント
人によって、飼っている口腔常在菌の種類が違います。Aさんはこんな感じ、Bさんはこんな感じです。

人それぞれ持っている細菌イメージ

例えばAさんは悪玉の細菌を飼っていますが、Bさんにはいないとします。唾液の中では悪玉の細菌といえども害はないのですが、プラークの中だと悪玉の細菌は本性を発揮します。見た目には同じように見えるプラークでも、Aさんのプラークの病原性とBさんのプラークの病原性は違います。もっと砕けた言い方をしますが、Aさんのプラークはやばいプラークで、Bさんのプラークは優しいプラークなのです。Aさんは頑張って歯を磨いていても、すぐに虫歯や歯周病になってしまうのに対して、Bさんはほとんど歯を磨かなくても虫歯や歯周病になることはありません。
ここでまとめます。プラークには人によってやばいプラークと優しいプラークがあります。
ということで3つまとめます。唾液に中に浮いてる口腔常在菌は無害です。ところが歯にくっついてネバネババリアのプラークをつくると虫歯、歯周病を作ります。しかし、プラークのヤバさは人により大きく異なります。
歯が悪い人はプラークをためないように徹底して落とさなければいけません。あなたには虫歯や歯周病になりやすい細菌種がいるはずです。あなたの敵はプラークです。そしてプラークを徹底して落とすという考え方が予防です。歯科医療は、歯医者さんはあなたの味方です。ただ、今までは治療中心だったため、あなたのプラークのヤバさに合っていなかっただけでしょう。予防処置を中心にしている歯科医院を受診して、治療の連鎖を断ち切った上で、必要があれば最小限の治療をしましょう。
当院では、削って詰める、神経をとるといったような虫歯になってから治療をするという歯科医療では歯は残せませんので、プラークや歯石とりを積極的にして治療を未然に防ぐ歯科医療を目指しております。患者様に担当の衛生士を一人つけて、歯の磨き指導や、歯石取りを行っております。インプラントを入れた方も、インプラント周囲炎を起こさないよう、定期的にメンテナンスを行うことが大事です。横浜で予防に力を入れている当院へいらしてみませんか。お口のお悩みなど、ゆっくりとお話を伺います。

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