【歯髄を残す治療】
動画
この動画で歯髄を残す治療がご理解いただけます。
歯髄を残す治療とは
歯髄をとってしまった歯は、歯根膿瘍や歯根破折が起きやすくなり、寿命が短くなる傾向があります。
歯を一生ものにしたければ、歯周病予防と歯髄保存が大切です。
虫歯の進行具合により、歯髄をとる治療である根管治療になる確率が高くなります。
近年、MTAという薬剤で歯髄を取らなくてもよい範囲が多少広がりました。
MTAの適応症は限られているので、虫歯を直接確認して判断する必要があります。
MTAの効果を過度に期待するより、虫歯が広がる前に早く歯医者さんに来ていただく方がより効果的と言えます。
歯を一生ものにしたければ、歯周病予防と歯髄保存が大切です。
虫歯の進行具合により、歯髄をとる治療である根管治療になる確率が高くなります。
近年、MTAという薬剤で歯髄を取らなくてもよい範囲が多少広がりました。
MTAの適応症は限られているので、虫歯を直接確認して判断する必要があります。
MTAの効果を過度に期待するより、虫歯が広がる前に早く歯医者さんに来ていただく方がより効果的と言えます。
治療法
@虫歯を削ります。
う蝕検知液を使用しながら、虫歯の取り残しがないように削ります。
う蝕検知液を使用しながら、虫歯の取り残しがないように削ります。
A露出した歯髄に、直接MTAを置いてきます。
MTAもいろんな種類があり、セメントタイプや、光で固まるタイプもあります。
MTAもいろんな種類があり、セメントタイプや、光で固まるタイプもあります。
BMTAを置いてきたら、光をあてて20秒ほど待ちます。
歯髄の上に直接MTAが載っている状態になります。
時間が経過すると、MTAと接している歯髄部分が、象牙質のような硬組織に変化して歯髄を守ります。これがMTAのねらいとなります。
歯髄の上に直接MTAが載っている状態になります。
時間が経過すると、MTAと接している歯髄部分が、象牙質のような硬組織に変化して歯髄を守ります。これがMTAのねらいとなります。
C上の部分については、レジン等で修復していきます。
治療後の症状が出るか様子を見るため、仮のセメントのまま、1ヶ月過ごしていただきます。
1ヶ月後来院していただき、様子を伺い、痛みなどなければ、インレーやクラウンなど、歯の修復をしていきます。
治療後の症状が出るか様子を見るため、仮のセメントのまま、1ヶ月過ごしていただきます。
1ヶ月後来院していただき、様子を伺い、痛みなどなければ、インレーやクラウンなど、歯の修復をしていきます。
当院の考え方
当院では、MTA(露出した歯髄を守る薬)を使うことが多いです。当院の成功率(痛みなく1年以上経過する)は8割くらいと思われます。
※8割というのは症例数を正確に数えて算出したものではなく、内藤の肌感覚ということでご承知ください。
その後の2割はうまくいかず、根治治療になる場合もあります。この8割をどう考えるかですが、8割も歯髄を取らなくていいのであれば、1度歯髄を取らないでMTAを使用して歯髄を残してみるべきかなと考えます。
当院は、残せる歯髄は残したいと考えています。
MTAの出現により、多くの歯髄を助けられたのは紛れもない事実です。歯髄保存はこれからも追求していくテーマだと考えます。
※8割というのは症例数を正確に数えて算出したものではなく、内藤の肌感覚ということでご承知ください。
その後の2割はうまくいかず、根治治療になる場合もあります。この8割をどう考えるかですが、8割も歯髄を取らなくていいのであれば、1度歯髄を取らないでMTAを使用して歯髄を残してみるべきかなと考えます。
当院は、残せる歯髄は残したいと考えています。
MTAの出現により、多くの歯髄を助けられたのは紛れもない事実です。歯髄保存はこれからも追求していくテーマだと考えます。