【インプラント以外の方法実例集@】
インプラント相談@ 何もしなかった例
右上のクラウン脱離症例
千葉県よりインプラント相談にいらっしゃった60歳代の男性です。右上のクラウンが外れたので最寄駅の歯医者に行ったら「右上6は抜歯しないといけない。他にもあと3本抜いて、合計5本インプラントを入れなくてはいけない。早くしないと歯が動いてきてインプラントを入れられなくなる。」と言われたそうです。治療費も300万円くらいするとのことで、横浜の知り合いで当院にてインプラントをした知人に相談し、当院を紹介され来院されました。「先生、特に不便はないのですが本当に抜かないといけないのでしょうか?」と質問を受けました。確かに右上6はバラバラになっていてレントゲンで見ても歯が3つくらいに割れているので抜歯か放置かしかありえないと思いました。抜歯をすると右上6、7欠損になりますが、右上7は15年以上なくても何ともなかったとのことなので、7にインプラントを入れる必要はないと説明をしました。上の7番はおおよそ入れる必要がない場合が多いと感じております。
そして他の歯を診察したところ、特に抜歯をする必要がないと判断しました。右下6はレントゲンで破折が確認されましたが、痛みや腫れがなく、噛み合わせもないので、不便もないとのことなので、あえて抜歯の必要がないと判断しました。
そして他の歯を診察したところ、特に抜歯をする必要がないと判断しました。右下6はレントゲンで破折が確認されましたが、痛みや腫れがなく、噛み合わせもないので、不便もないとのことなので、あえて抜歯の必要がないと判断しました。
CTを撮影して右上6の骨の厚みを測定したところ厚みが4mmしかなかったため、10mmのインプラントを入れることができないと説明しました。右上6はインプラントを入れることができなければ、入れ歯も嫌とのことなので、そうすると抜歯をする意味もないことになります。痛みも腫れもない、つまりは自覚症状が全くない歯を抜く必要はないということを説明いたしました。抜歯はどうするかしばらく考えたいとのことでしたので、当院でのインプラント相談の結果は、とりあえずは何もしないということで落ち着きました。現状で患者さんが痛いとか、困っていることがなかったので、この結論でちょうど良い落とし所だったと思います。
「しかし他に3本抜くって言われてびっくりした。内藤歯科に相談に来てよかった。」とおっしゃっていただきました。
「しかし他に3本抜くって言われてびっくりした。内藤歯科に相談に来てよかった。」とおっしゃっていただきました。
インプラント相談A インプラントはやめてブリッジにした例
前歯をブリッジにした例
右上2のさし歯が半年で4回とれて、東京の会社の近くの歯医者でつけていましたが、いよいよ抜歯かと覚悟を決め、当院にインプラント相談にいらっしゃいました。右上2の歯根には破折線が見られました。しかし、ヒビが浅いところを走っている場合、もう一度さし歯ができますので、すぐに抜くことは考えずに、残せるかどうか、精査しました。
レントゲンを照射角度を変えて3枚撮影したところ、どのレントゲンにも歯が2つに割れている像が見えましたので、患者さんに残すことができないと説明し、抜歯の同意を得ました。
そこをインプラントにすることを希望されていらっしゃったので、CTも撮影したところ、破折したところから細菌が侵入していたため、骨の一部が融解してしまっていることが判明しました。
そこをインプラントにすることを希望されていらっしゃったので、CTも撮影したところ、破折したところから細菌が侵入していたため、骨の一部が融解してしまっていることが判明しました。
抜歯をした後、その抜いた穴を良く見せていただいたところ、破折線の周囲骨が融解していたことが、肉眼でも確認ができましたので、すぐにインプラントは打つべきではなく半年待ちましょうと説明いたしました。すると半年後に海外の出張が多くなり通院は困難とのことでした。
抜歯をしてみると、やはり、竹を割ったように歯が割れていました。レントゲン像でイメージできたひび割れと、実際のひびが一致していたので、抜いて正解でした。このような深いひびは、どう治療しても治せません。
そこで3番の天然歯を削ることになるがブリッジはどうか提案いたしました。1番はもう10年くらい前にクラウンを入れてあるので問題にはなりませんでした。しかし患者さんは3番を削りたくないと迷われていました。そこで仮歯をつけて、しばらく考えてくださいというところでその日の診療は終了しました。
後日、電話をいただき、結局ブリッジにすることで意思が固まったと連絡がありました。抜いた穴が治る2ヶ月後ブリッジの型取りをするということで話はまとまりました。
「いろいろ迷いましたが、丁寧な対応をしていただいたので、希望したインプラント治療にならなかったけど納得できました。」とおっしゃっていただきました。
後日、電話をいただき、結局ブリッジにすることで意思が固まったと連絡がありました。抜いた穴が治る2ヶ月後ブリッジの型取りをするということで話はまとまりました。
「いろいろ迷いましたが、丁寧な対応をしていただいたので、希望したインプラント治療にならなかったけど納得できました。」とおっしゃっていただきました。
インプラントにしなかった他の実例はどのようなものがあったのか、ご覧ください。インプラント以外の方法 実例集Aもご覧ください。