フルブリッジタイプのインプラントをご検討の方は、戸塚区にある横浜歯友会へご相談ください。

インプラント 横浜
このHPは内藤歯科のインプラントのHPです。一般歯科のHPはこちら

電話での質問のみでも歓迎! TEL.045-858-3755 完全予約制

フルブリッジタイプ(all on 6)

上または下の歯が全くない方が、14歯の大きな一塊のフルブリッジを6本のインプラントで支えようという考え方です。ストローマンインプラント6本でフルブリッジした場合、長期的に安定することがわかっています。
インプラントブリッジの最も大きなタイプです。別名all on 6と呼ばれることもあり、内容は一緒なのですが、実はall on 6は正式な名称ではないため当院ではall on 6という呼称はしておりません。正式にはDrパウロマロがall on 4というコンセプトのインプラントを考案し発表して有名になりましたがall on 6はその後にでてきた造語になります。

all on 6 1

all on 6 2

all on 6 3

all on 6

6本のレギュラーサイズのストローマンインプラントであれば、フルブリッジを十分支えられます。長期的に見ても問題がありません。骨の状態によってはインプラントが5本の時もあれば7本の時もあります。
フルブリッジタイプは14本または12本の歯を一塊で作ることが特徴です。理由は後述しますが、3ピースに分けたりしません。あくまでも一塊です。
当院ではこの一塊のフルブリッジをジルコニアで製作します。 フルブリッジをメタルを一切使わず、ジルコニアのみで作るには高い技術が必要になりまして、このジルコニア加工技術は当院のもつ特徴の1つです。
U字型フルブリッジを6本のインプラントに固定します。当院において固定の方法はスクリュー固定です。

all on 6 z

1)トラブルにも柔軟に対応できるフルブリッジタイプ
将来1本や2本抜けたとしても大丈夫です。わずか1時間の修復処置で問題なくなります。

ITI学会が発表しているストローマンインプラントの長期的な残存率は5年残存率が98.62%、10年残存率が95.10%です。これは10年後に20本に1本は抜けてしまいますということです。この数字はインプラントの数字としては大変優秀な数字です。

例えば10年後、フルブリッジタイプのうちの1本がインプラント周囲炎でダメになったとしましょう。グラグラしてくるので麻酔して簡単に抜けます。その後ジルコニアフルブリッジの一部はレジンで簡単に修復可能ですのでほぼ今まで通り使い続けられます。修復時間もインプラント撤去とレジン修復処置で1時間もあれば対応できます。
残った5本で支えればいいので、当日から問題なく使っていただけます。

さらに確率は非常に低いのですが、2本抜けたことを想定しても4本でやっていけます。4本になってしまったとしてもall on 4と同じ条件ですからまだもつはずです。

このようにフルブリッジタイプは将来的なトラブルにも柔軟に対応できる方法なのです。
2)all on 4との違い
全くの別物です。
スペインのDrパウロマロが提唱しているall on 4は4本のインプラントを入れて、その日からりんごが噛めるという謳い文句で日本でも数年前からかなり広まりました。私は4本のインプラントだけでは不安だと直感していましたので、彼の臨床結果を15年は様子を見ようと思っていましたが、ここ数年のall on 4のトラブルの症例を目の当たりにすること、成功率も6割だとか7割だとかいう噂の程度で、正式に95%以上もつだとか発表されていません。今ではとても患者さんにおすすめできる方法ではないと考えるようになりました。その日にりんごが噛めるといった魅力的な謳い文句はやはり危険だと考えます。インプラントを入れて骨とくっついていないうちに噛むなんてことをしたら、成功率は下がるに決まっています。4本で長期間もつかどうかの議論は置いておいて、即時不可だけは絶対にしてはいけないと思います。
ストローマン社のインプラント4本でフルブリッジが長期間もたないのか?と疑問もありますが、それを多数の患者さんに行い長期間追跡した論文はありません。ということは長期的に持つのか持たないのかはわかりません。もしかしたらストローマンインプラント4本で長期的にもつかもしれません。しかし、当たり前ですか、臨床家の私にとって患者様で実験するわけにはいきません。

ということで、私はall on 4というインプラント治療法は反対派ですが、all on 4というネーミングは短く端的にそれを表現している洗練されたものだと思います。巷ではよくall on 6とか言っている先生もいらっしゃいますが、ネーミングだけならそれもいいかなと思っています。ただし、all on 4とは全くの別物ですけれど。
3)上部構造製作法

当院の特徴である院内技工所でのジルコニア加工の製作工程を紹介いたします。(最初から最後まで一切を院内で行っております。)

以下の工程は、インプラントのopeが終わり6本くっついた後のお話です。
1)インプラント6本がくっついたあと、患者さんの口腔内にぴったりとはまるプラスチック人工歯(モックアップ)を製作します。数日使っていただきながら、噛み合わせ、頬や舌を噛まないか、食べたものが詰まったり溜まったりしないか、発音に障害はないか、異物感はないか、顎の動きと調和するかなど様々な検査項目をクリアしていきます。
下のモックアップはそうして完成したもので口腔内には完璧な適合のものです。ただし、プラスチック製なので1ヶ月も使えば割れてしまいます。

モックアップ1

モックアップ2

モックアップ3

2)プラスチック製のモックアップの形態を全くそっくり、金属並みの強度のジルコニアにコピーいたします。左はジルコニアブロック、右はモックアップです。コピーミリングマシーンにセットしたところです。

コピーミリング1

3)コピーミリング開始です。モックアップの形態情報を読み取りながら、ジルコニアブロックを削っていきます。
4)だんだんコピーミリングしていき、途中経過です。1時間経過といったところでしょうか。全体の1/4ぐらいでしょう。

コピーミリング3

コピーミリング4

5)5時間後です。
6)コピーミリング完了です。

モックアップ5

モックアップ6

7)精密にコピーミリングできています。
8)マシーンから外します。

モックアップ7

モックアップ8

9)着色液で患者の個性に合うよう、グラデーションをかけながら着色していきます。色は何十色も柔軟に対応できます。ただし、フルブリッジは残存する天然歯がないため、複雑な工程にはなりません。むしろ1本だけインプラントを入れる方が色合わせは難しいです。
10)着色完了です。焼成前の色でこの色になるわけではないので、誤解しないで下さい。これを焼成すると狙い通りの色に落ち着いていきます。真ん中の支台は後で切り落とすので着色はいたしませんが、焼成中は必要な部分です。

コピーミリング5

コピーミリング6

11)特殊乾燥を1時間します。先ほどの着色液の水分を飛ばして、焼成機(ファーネス)の劣化を最小限に抑えるのが目的です。ここまでのジルコニアはまだ柔らかい状態です。
12)シンタリング(焼成)を12時間します。ジルコニアの焼成温度は1600度で歯科材料の中では特別に高い焼成温度ですので焼成機(ファーネス)はジルコニア専用機のものです。

乾燥

シンタリング

13)シンタリング(焼成)後のジルコニアです。強度は金属並みの1200MPaになりました。
14)裏側も綺麗です。色も狙い通りの色に変化して落ち着きました。

ジルコニア1

ジルコニア2

15)支柱をカットしていきます。硬いので時間がかかるがゆっくりやります。
16)細かなバリは顕微鏡を使って弾きます。ここも1時間かかります。

ジルコニア3

ジルコニア4

17)切れ目もリアリティーが出るように熟練の歯科技工士が慎重にカービングします。
18)リアリティーを出すため一部ポーセレンを盛ったり、艶出し材を塗っていきます。ここは長年の経験がものをいう工程です。

ジルコニア5

ジルコニア6

19)艶出しをするため再び1時間焼きます。
20)ようやく完成です。

ジルコニア7

ジルコニア8

20)適合は非常に精密にです。モックアップと寸分違いません。なので患者さんへのセットはほとんど取り付けるだけです。この後違和感があるとか、噛み合わせがおかしいとかはありません。そういったトラブルはモックアップ製作の時に取り除いていますので。
穴にスクリューを入れてドライバーとレンチでしっかり締めます。上の6カ所の穴は後でレジンで埋めますのでご安心を。

ジルコニア9

PageTop