横浜市戸塚区内藤歯科。インプラントの人工歯はジルコニア以外使いません。丈夫で白い材質です。

インプラント 横浜
このHPは内藤歯科のインプラントのHPです。一般歯科のHPはこちら

電話での質問のみでも歓迎! TEL.045-858-3755 完全予約制

従来の人工歯(メタルボンド)からの脱却

(1)メタルボンドとは?

メタルボンド1

平成20年以前では、高級な白い歯といえば、メタルボンドでした。保険の銀歯と違って、どこが人工歯なのかわからないくらい綺麗です。

メタルボンド2

裏返しにするとメタルが見えます。
メタルボンドとはメタル(金属)のクラウンの外側にセラミックスを焼き付けて貼り付けた構造をしています。よって裏側は白くないのです。

メタルボンド断面図

メタルボンドの断面図です。
100年以上の歴史があります。ということは技術的に100年以上も前の技術な訳です。

現在でも、メタルボンドはまだまだ使われている技工技術です。

(2)メタルボンドが欠けてしまう現象に悩む

チッピング@

チッピングA

チッピングB

チッピングC

hu

H17〜21年にかけて、当院ではインプラントの人工歯にメタルボンドを入れて白い歯に仕上げていました。(当時、これは一般的なことでした。)しかし、問題が続発したのです。チッピングというセラミックスが欠ける現象が2割〜3割の高確率で発生しました。
これは当時、私を非常に悩ませました。また、患者さんにもご迷惑もおかけしました。
天然の歯の自費治療に、よく使っていましたが、滅多にチッピングが起こるという印象はありませんでした。

インプラントの上につけるメタルボンドだけに集中して発生した現象でした。
当時、私は技工はやらなかったので、歯科技工士にクレームを言うしかできなかったのです。
「こんなに欠けてばかりでは、こっち(内藤歯科)が信頼を失ってしまうではないか。欠けないように作れよ。製法の過程のどこかがおかしいんじゃないのか?」
患者さんからのクレームでストレスが溜まった私は技工士に不満をぶつけます。技工所に乗り込み、製造過程を技工士と一緒に一つ一つ確認しましたが、そもそもメタルボンドの製法の知識が薄い私にはよくわからない世界でした。材料のメーカーを変えたり試行錯誤しても、改善はされず。

色々な先生に相談すると、
「うちは奥歯は銀歯で作るから。」とか、「うちはメタボンは噛み合わせを、当てないほど低く調整して入れているよ。」とか…。
私には納得のいかない方法ばかりでした。しかし、多くの歯医者もメタボンが欠けるという現象は共通した悩みだったようです。

(3)インプラントの上のメタルボンドがチッピングする理由

メタルボンド1

その後、メタルボンドがチッピングを起こす理由が明らかになりました。
セラミックスの強度が低いことが明らかになってきたのです。
以前は、メタルボンドを天然歯にセットしていたので、チッピングが問題になる程の確率で発生することはありませんでした。
しかし、インプラントの登場により、セラミックスのチッピングが続発してセラミックスの強度の測定に関心が寄せられるようになりました。

天然歯

歯と骨は歯根膜(歯周靭帯)という、弾力のある靭帯によって接続されています。
この歯根膜のため、天然歯は正常な状態でも、0.1mm程度の微小な揺れが発生します。実はこの微小な揺れは非常に大事で、車でいうとサスペンションに相当します。
咬合力の全てが歯に伝わらず、柳のように力を逃がしてくれるわけです。
おそらく歯根膜がなければ、歯もチッピング起こすと思います。

インプラント

しかし、インプラントは骨とダイレクトに接続しています。もし、仮に微小に揺れていたりしたら、それはインプラント周囲炎の末期症状で、時期にインプラントが抜けてくることを意味します。

天然の歯とインプラントの決定的な違いは、歯根膜を介して骨と柔軟に接続しているのが天然歯、骨と直接的に結合しているのがインプラントという点です。天然歯の方がよほど良くできていると言わざるを得ません。

メタルボンド7

天然の歯の強度が350MPa程度。セラミックスの部分の強度が100MPa程度、メタルの強度が1500MPaです。
インプラントの人工歯に必要な強度は1000MPa以上あると安心だと言われています。
サスペンションのないインプラントですから、セラミックがチッピングを起こすということは必然だったのです。
むしろチッピングを起こさない方が、たまたまといって良いでしょう。

「銀歯は汚い。」「メタルボンドは使い物にならない。」と悩んでいた私はジルコニアと出会います。

ジルコニアへの転換

ジルコニア

海外ではとっくに使用されていたジルコニア、日本に入ってきたのはH20年より少し前の頃でした。
私の当時、大学で教わったことのない歯科材料です。はじめは「白い金属」なんて言われていたので本当に金属の1種かなんて思いました。

ジルコニア2

裏にしても白いです。金属は一切使用しません。

ジルコニア3

ジルコニアは1000MPa〜1400MPaくらいの強度があります。1000MPa以上はチッピングなど起こしようがありませんから、これ以上の強度は意味がありません。
出始めた当時、「ジルコニアは固すぎて、かみ合わせの歯をダメにする。」なんてデマがあるくらいでした。「じゃあ、あなたの銀歯も全部外さないといけないね。」ということになるわけで、現在では笑い話になっています。

ブリッジにもジルコニア

奥歯のブリッジに使用しても全く問題のない強度です。
このジルコニアにより、インプラント歯科技工は革命的な発達を遂げることになります。
メタルボンドとジルコニアでは製作方法が全く異なりますので、メタルボンドを頂点にした従来の歯科技工物製作法の知識や経験があまり役に立たなくなってしまいました。
CADCAMを使った製作法が主流となり、年々目覚ましい改良がされています。

メタルボンド(metal ceramic)とジルコニアの強度実験の動画

ジルコニアについて、詳しくはこちら

PageTop