横浜内藤歯科。当院ではインプラントトラブルについてどう考えているかを説明します。

インプラント 横浜
このHPは内藤歯科のインプラントのHPです。一般歯科のHPはこちら

電話での質問のみでも歓迎! TEL.045-858-3755 完全予約制

インプラントの失敗について

インプラントの失敗を分析する。

@手術時の失敗 a)骨造成手術の失敗 b)下歯槽菅の損傷 c)上顎洞への迷入
Aインテグレーションしない失敗 手術後3ヶ月後、インテグレーションしない。当院でも3%程度発生。
B人工歯製作の失敗 製作した人工歯が適合しない。見た目が悪い。
Cインプラント周囲炎 手術後、数年経過したインプラントが抜けてくる。
D人工歯の破損やスクリューの緩み 人工歯が壊れたり、スクリューが緩んだりする。

setumei

インプラントの失敗を分類してみると5つに分かれると思います。
それぞれについて当院ではどのように考えているか、どのように対策しているかをお話ししていきたいと思います。
@、A、Bは一連の治療中のお話で早期に起こる失敗です。
C、Dは治療後、数年経過してから起こる失敗です。

@手術時の失敗

量の豊富な場所にしか手術をしませんので以下の@、A、Bの失敗はないと考えています。

@骨造成(増骨)手術の失敗

サイナスリフト ソケットリフト

サイナスリフト

上顎の臼歯部は3〜4割くらいの方の骨が薄く普通にインプラントが埋入できません。そのため上顎洞という空間に手術で人工骨を置き、数ヵ月後に人工骨が天然骨に置換することを期待する治療法です。
GBR

GBR

骨幅が狭い所にインプラントを置くときのテクニックです。インプラントを骨に埋めた後、インプラントが露出したところに人工骨を置いて、膜を被せて数ヵ月後天然骨になる事を期待する治療法です。

setumei

骨の少ない部分にインプラントを打とうと計画すれば、増骨手術は避けて通れません。私は増骨手術はしない主義なので、インプラントをする際には、骨量の豊富な方のみに症例を絞っております。
詳しくはこちら
増骨手術は難しく、優秀な歯科医師でも何割かは失敗症例になると思っています。(これはあくまで私見です。)
うまくいっても、手術後の腫れや痛みが強いので、歯の治療でそこまでしなくてもと思っています。
増骨手術はやらないわけですから、この手の失敗はないわけです。

A下歯槽菅の損傷、下顎骨を突き抜ける損傷

かしそうかん

下顎の奥歯をインプラントにするときに、下歯槽管という神経と血管が通る場所をドリルで損傷することにより、出血や知覚麻痺が起こります。
2007年には東京で、ドリリング時の出血により死亡事故も発生しています。この事件の後、インプラントは危ないという認識が広まりました。(この死亡事件において詳しくは こちら。)

setumei

現在はCTにて3次元的な骨の形態の把握が容易にできます。
また私は骨量が豊富な方にしかインプラントをしませんので、ドリルが下歯槽管に到達したり下顎骨を突き抜けたりすることはあり得ないと思います。(CTによる診断の詳しい説明はこちら。)
当院で行うインプラントで最も短いインプラントは8mmの長さのインプラントです。CTを撮影しシュミレーションをして、下歯槽管までの距離を正確に測ります。安全に2mm以上の余裕を持たせる計画ですので最低10mmの骨の深度がない方はインプラント手術を行いません。つまり絶対に届かないインプラントしか使用しないため、当院にてこのトラブルは起こりえないと考えています。

CT下歯槽神経

この様に、下歯槽管まで十分な距離のある方だけ手術をしております。神経までの距離も15mmとか、20mmとか余裕があり、かつ骨幅も10mm、15mmなど余裕がないとインプラントをお勧めしておりません。

下歯槽神経

B上顎洞へのインプラント迷入

setumei

上顎骨の臼歯部には上顎洞という空洞がありまして、この空洞が大きい小さいは生れつき個人差があります。上顎洞が大きな方は骨が薄いということになり、インプラントを打つには骨に厚みが足りません。例えるならベニヤ板にくぎを打つようなもので、押し込むと中に入ってしまいます。
薄い骨に無理にインプラントを入れるとちょっとした衝撃で、インプラントが上顎洞に入ってしまい、取り出しにくくなってしまいます。
サイナスリフトやソケットリフトの手術後、数日してインプラントが上顎洞の中に入ってしまって、くしゃみをしたときに、鼻からインプラントが出てきたという事例はたまに聞きます。

setumei

骨量の豊富な場合のみにインプラントをするので、当院においては上顎洞の迷入は起こらないと考えています。
CTにより上顎洞までの距離を測定しておきます。当院でもっとも短い8mmでも上顎洞には届かない場合のみ手術を行う方針です。よって当院にて上顎洞迷入は起こりえないと考えております。過去にも一度もありません。

上顎洞迷入

右図の様な厚い骨の方だけ手術をしております。
インプラントの穴の底は骨の壁が確保されているわけですから、上顎洞に抜けることはありません。

迷入しない骨

Aインテグレーションをしない失敗

インテグレーション(骨結合)とは

setumei

手術後、3ヶ月かけて骨がインプラントを包んで結合してしまう現象のことです。インテグレーションをおこさないと、インプラント治療は成立しません。詳しくはこちら
インプラントを入れて3ヶ月後、インテグレーション確認の時にグラグラとしているインプラントが見つかるパターンと手術後、数週間経過して患者さんから様子がおかしいと電話があり、来てもらうとインプラントが揺れていたりというパターンがあります。これらはインテグレーションの失敗です。

揺れているインプラトなので、容易に抜けてきてしまします。大変なことにはなりません。

setumei

当院において平成24年〜31年までに1850本のストローマンインプラントを埋入しましたが、55本がインテグレーションをしませんでした。確率にすると2.97%が失敗なります。30本埋入して1本くっつかない確率ですと説明しております。

インテグレーションをしなかった場合は、数ヶ月待ってから再手術するパターンとすぐに再手術するパターンがあります。

再手術も97% の成功率ですから、何回も失敗することは確率的にものすごい小さな数になります。

B人工歯の失敗

人工歯の適合が悪い、噛み合わせが悪い、前歯の形が悪いなど

setumei

当院では、本歯を作る前に、試し歯(トライ)を装着して生活していただいて、使いやすいことを確認していただいてから、その形態のままコピーしてジルコニアにします。
ですから、使いにくい人工歯はできないと思います。

当院の人工歯の製作法こちら

Cインプラント周囲炎

インプラント最大の敵 インプラント周囲炎とは

末期

インプラント入れて数年後、インプラントの周囲が腫れてきたり、骨が溶けたりする疾患のことです。

抜ける

進行が進むと最終的には抜けてきます。歯周病と同じ末路を辿ります。

インプラント周囲炎の詳しい説明はこちら

京セラ製の抜けたインプラント

京セラ製インプラントを入れて4年後、インプラント周囲の骨が溶けている。歯肉も少し腫れている。痛みはない。患者さんの症状としては歯ブラシをする時、出血が気になるということくらい。

京セラ製の抜けたインプラント

手術から5年で抜けてきてしまった。クリーニングは半年に1度は受けていたのにインプラント周囲炎になってしまった例です。

抜けてから、骨が回復する期間(5ヶ月)待ってからストローマンインプラントで保証しました。
現在はインプラント周囲炎の兆候もなく、快適に過ごされています。

setumei

H24年にしてから1850本のストローマンインプラントを埋入してきました。今のところ

インプラント周囲炎は0%です。


私は京セラインプラントやAQBインプラントを使ってきましたが、明らかにインプラント周囲炎の発症率に差があると思っています。この手の論文はメーカーの利害もあり、見たことはありませんが、メーカーによるインプラント周囲炎の発症率にはかなり差があるのではないかと思っています。
だから、今、多くの歯科医がストローマンインプラントに乗り換えているのだろうと思います。

D人工歯のトラブル

メタルボンド人工歯の破損

チッピング1

チッピング2

setumei

従来の人工歯メタルボンドの時には数年経過すると3割近くがチッピングを起こしました。現在はジルコニアに変更していますので、チッピングは起こりません。

メタルボンド人工歯の詳しい説明はこちら
ジルコニア人工歯の詳しい説明はこちら

数年に一度、スクリューが緩むことがあります。

setumei

スクリューが緩んでしまうことがあります。来院していただいて締め直します。
数分で締めなおせますので、大きなトラブルにはなりません。
定期検診の時に見つかることもあります。
スクリューリテインの詳しい説明はこちら

当院で想定される失敗のまとめ

setumei

現在、インプラント治療の失敗としてもっとも多いのが、インテグレーションです。確率的には3%くらいです。その他のトラブルはほぼ解消できていると考えています。

インプラントの失敗をできるだけ減らすための当院の対策

骨量の豊富な部分だけにインプラントをする。
ストローマンインプラントだけを使う。
ジルコニア人工歯をTry&Copy法で製作する。
半年に1度はクリーニングに来院していただく。

PageTop