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参考文献5

HAコーティングインプラントの信頼性を文献から再評価する

1)HA(ハイドロキシアパタイト)とは
リン酸カルシウムが多結晶セラミックスの形をとるハイドロキシアパタイト(以下HA)はヒトの全身に存在し、硬組織の主要な構成要素として、エナメル質の98%、象牙質の77%、セメント質の70%、骨の70%を占めている生体には欠かせない有機的に生成される自然の物質です。このHAは生体材料として1970年代に初めてプラズマ溶射法により整形外科の領域にて、外科用インプラントとして開発されました。ここでいうインプラントは歯科のインプラントではなく、人工関節を始めとしたチタン製の埋め込み式医療材料のことです。1982年には歯科用インプラントの新素材として、臨床に応用されるようになった。初の HAコーティングインプラントとしてはアメリカのジンマー社が米国市場に導入されるようになりました。
従来のチタン製のインプラントの表面
にHAを薄く付加することは歯科用のインプラントにとって良いことなのか、評価は割れています。1990年代に入り、HAコーティングはインプラント周囲炎が起きやすく、数年で抜けてきてしまうという報告も臨床医から上がり否定的な見方が広まりました。ヨーロッパではあまり使われておらず、主な市場は日本、韓国を中心としたアジア地区とアメリカの一部という分布になっています。
本稿では、HAコーティングインプラントの論文をベースにコーティングがもたらし得る、恩恵と欠点に焦点を当てて評価していく。
(東京医科歯科大学客員臨床教授 田中牧先生、同大学 内田達郎先生 2007年6月号にDental asiaに掲載されたものを修正加筆したものである。)
2)HAインプラントの開発初期に行われた動物実験
@ Blockらはイヌを使用してチタン機械加工インプラント(ツルツルの表面性状を持つチタンインプラント)と、チタンの表面が粗面(ザラザラの表面性状を持つチタンインプラント)と、HAコーティングされたチタンインプラントの3種のインプラントを埋入後1、4ヶ月目に組織学的に比較検討した。その結果1ヶ月目はツルツルは6本中6本骨とくっついていなかった。ザラザラは4本中2本が骨とくっついていた。HAは13本中13本が全て骨に結合していた。
4ヶ月目には、ツルツルは5本中全てが骨とくっついていなかった。ザラザラは5本中5本が骨とくっついていた。HAでは12本中全てが骨とくっついていた。
ACookらはイヌ12匹の大腿骨を用いて皮質骨インプラントの界面メカニズムをザラザラインプラントとHAインプラントで比較した。5週目、10週
目、32週目に屠殺してインプラントを組織学的に評価した。界面の剪断強度および剛性を評価したところ、HAインプラントの値はザラザラインプラントに比べて有意に大きく、骨接触率も高いことが明らかになった。
BMeffertらはイヌ10匹の実験で、ツルツルインプラント、ザラザラインプラント、HAインプラントの3種類のインプラントに対する骨の硬組織および粘膜の軟組織反応を評価した。インプラント61本を顎提から2mm突出させて埋入し、インプラント40本を顎提から2mm突出させて埋入した。埋入した合計101本のインプラントのうちツルツル2本、ザラザラ2本、HA1本が脱落下が、残りの96本は骨結合した。治療
後のポケットの深さの測定値は全インプラントで2〜8mmの範囲で、表面性状の違いによる差はなかった。組織学的分析の結果、ツルツルとザラザラは一部繊維性組織に覆われていたが、HAインプラントは埋入1ヶ月後には骨結合していた。4ヶ月後にはHAの70%が、10ヶ月後には90%が骨接触(BIC)していた。また軟組織ももっとも正常な状態であった。
CKnoxらはイヌを用いた8週間の実験で、HAインプラントとザラザラインプラントを比較すると骨とインプラントの隙間が大きくても骨形成が優れていることを見出した。
3)臨床におけるHAコーティングインプラントの長期成績
初期の1980年代にはHAコーティングは骨膜下インプラントに応用されたが長期的成功率も7年で95%を超え、軟組織を介在させずインプラントと下層の骨が直接骨接触をしていることが報告された。
その後HAコーティングインプラントは歯根型

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4)内藤による論文の評価
同じ持ちなら早くインプラントを入れられた方が患者さんにとって有益であることは間違いがないことですので、早期埋入という新しい概念の論文が今後もさらに多く提出されて、確立された手法になることは喜ばしいことです。しかし、新しい手法は光もあれば影もあり、今後は影の部分も出てくると思っています。私は抜歯後1ヶ月程度の早期埋入は現在のところ行っておりませんが、早期埋入の予後が良好であるとわかったら取り入れたいと思っております。待時埋入は半年待たなくてはいけませんので確かに患者さんには不便な思いをさせなくてはいけないからです。これからも最新の論文には興味を持って目を光らせていく所存ではありますが、決して光ばかり追い求めて影の部分を見落とすことのないよう、保守的に安全にインプラント治療をしていきたいと思っています。研究がいくら進もうとも、所詮は人間のすることでありますので臨床応用は慎重にやっていきたいと思います。

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