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参考文献6 part1

インプラントと骨質の関係 その1

はじめに
インプラントは現在、口腔機能の回復を行ううえで必要不可欠な存在となっている。多くの基礎研究や臨床研究を基盤として科学的根拠の高い論文が出版され、歯学領域において注目度の高い文であると思われる。本稿では、整形外科領域などで着目されはじめ、従来の概念から変わりつつある「骨質」について焦点を当てて、インプラント治療を基礎的ならびに臨床的に見直してみたい。そして、「骨質」がインプラント治療に対してどの様な影響を与えているのかについての研究を症例を数点提示していこうと思う。
骨質の定義
インプラント治療の有無に関わらず、我々歯科医師は日常臨床でよく「骨質」を言う言葉を耳にする。ところが「骨質とは何か?」という問題に正確に答えることは困難だ。それでは、我々歯科医師と同様に骨を扱う基礎医学や臨床医学において、骨質はどの様に位置付けられているのかをみてみよう。
 2000年にアメリカ国立衛生研究所は骨質の新規概念を提唱し、骨質とは「骨構造」「骨代謝回転」「石灰化」「損傷の蓄積」などから構成されることを報告した。さらに2005年にアメリカ国立衛生研究所が行なった会議の中で、「骨質とは骨折への抵抗性を示す骨の総合的な特徴」であることが定義づけられている。また「骨構造」に関しては、「骨細胞」「コラーゲン繊維の配向性」「生体アパタイト結晶の配向性」などが関与しているとされている。つまり「骨質」は様々な要素から構成せれており、単純に一つの指標で評価できる様な概念ではないことがわかる。
 従来、骨の力学的機能の評価を行う際には、骨量と骨の強さを測定することが一般的であり、骨強度は骨密度と同義語であった。しかし、2000年、アメリカ国立衛生研究所はその概念を修正し、「骨の強度とは骨密度だけでは説明することができず、互いに独立する骨密度と骨質から構成される」ことを報告した。近年、大阪大学の研究チームが、「骨質」が骨の力学的機能に重要な役割を果たすことを証明していて、これからの骨質の評価に対する研究が注目されている。

インプラント 骨質1

骨細胞(ネットワーク) 骨基質を産生する骨芽細胞が基質内に埋まり込んだ状態の細胞。骨に関する全細胞の90%〜95%を占める。骨小腔という小部屋に格納された骨細胞は、触手である樹状突起を伸ばして骨内に細胞ネットワークを構築する。
コラーゲン線維の配向性 ここでは、骨基質に限定するが、石灰化が起こる時の足場となる。主に骨芽細胞が産生し、骨に加わる荷重によりコラーゲン線維の優先配列方向は主応力伝達方向へと変化する。
生体アパタイト結晶の配向性 コラーゲン線維とともに骨芽細胞が産生するハイドロキシアパタイトのことである。生体アパタイト結晶は6角形の構造をしており、C軸が力学的機能に重要な役割を果たすことが明らかにされている。骨に加わる荷重により、生体アパタイト結晶のC軸配向も主応力伝達方向へと変化する。
インプラント歯学からみた骨質
 インプラント治療においても「骨質」とは頻繁に用いられる用語である。しかし上記で説明してきた新規概念の「骨質」に対しては違和感を覚える先生方も多いと思われる。論文的にインプラントと骨質で有名なものとしては1985年のLekholmとZarbの分類であり、本邦の歯学教育などにも登場する分類である。また、Mischが報告した骨質とドリリングの感覚や、骨質とCT値の関係などが挙げられる。どれも歯科業界では有名な論文である。ところがこれらの分類は、手指感覚や骨の断面構造あるいはCT値などを参考にしているため、主に骨密度を反映している様に思われる。
 前述したように、「骨質」とは骨折への抵抗性を示す骨の特徴であり、骨構造、骨代謝回転、石灰化、損傷の蓄積程度の構成要素から決定されるということから、インプラント治療で用いられる従来の「骨質」というX線の不透過像の濃淡や手指感覚的なものとは大きなズレを生じているところである。

インプラントと骨質1

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