インプラントとは|インプラント歯科の横浜歯友会 戸塚駅前内藤歯科

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インプラントとは

インプラントとは|インプラント歯科の横浜歯友会 戸塚駅前内藤歯科

インプラントがわかる動画

こちらの動画をご覧いただければ、インプラントの概要についてご理解いただけると思います。

インプラント=人工歯根

インプラントとは、チタン製の人工歯根のことです

インプラント

インプラントとは歯を失った場合に骨に埋め込むチタン製の人工歯根のことです。インプラントの上に人工歯(上部構造ともいう)をつけて歯に見立てる治療法です。人間の体の中に入れる医療器具のことを全てインプラントといいます。例えば、心臓のペースメーカーとか、手足の人工関節とか、耳に入れる人工内耳。そう言ったものは実は、全てインプラントです。歯科、歯医者さんの領域でインプラントというのは、正式にはデンタルインプラントと言いまして、直径4mm、長さ1cmくらいのチタン性のボルトのことをインプラントと言います。このボルトを歯が抜けてしまった場所の骨の中に手術で埋め込むんです。埋め込んでから当院の場合は3ヶ月待つのですが、3ヶ月待つとほとんどのインプラントは骨としっかりとくっつきます。骨とインプラントがしっかりとくっついてからインプラントの上に人工歯をくっつけるんです。ですから、白い歯の部分はインプラントとは言わないんです。インプラントは骨の中に埋め込んでしまうので、インプラントは骨の中に埋め込んでしまうので、インプラントは患者様には見えません。

インプラントは天然の歯と構造が一緒

天然の歯も歯冠という歯の上半分の部分と、歯根という歯の下半分の部分に分かれます。歯根は歯根膜という靭帯で骨としっかりとくっついているため、硬い食べものを噛むことができるのです。 その構造はインプラントも一緒で、インプラントは骨に埋めて固定してしまいます。歯根膜のような靭帯はありませんので、骨と直接結合することによって固定を得ます。その上に人工歯を作り、インプラントを機械的に強固に固定します。そのため、異物感が少なく、周りの歯に迷惑をかけないという治療法となります。

インプラントの語源

イン・プラント

im=inは中にという意味で、plant=植物などを植えるという意味ですが、implantとは2つを合わせた造語です。

インプラントはいろいろあります

心臓のペースメーカー、人工関節、美容成形の目的で体内に埋め込むシリコン材料などは、いずれもインプラントです。インプラントとは体内に埋め込む人工物の総称のことです。

デンタルインプラントはインプラントの一種

歯がなくなった場合に、顎骨に埋め込む人工歯根もインプラントの一つであり、正確には歯科インプラント(デンタルインプラント)と呼称されます。しかし一般的には、歯科インプラントの意味で「インプラント」という言葉が用いられることが多いので、以下インプラントという言葉を使用します。

現代インプラントの父

この博士から近代インプラントは始まった

1952年スウェーデンのルンド大学で研究を行っていた若き日の整形外科医ペル・イングヴァール・ブローネマルク教授によって、チタンが骨と結合すること(オッセオインテグレーション)が偶然発見されました。当時、ウサギのスネの骨にチタン製の生体顕微鏡をとりつけて微小循環の観察実験を行っていました。研究期間が終わり、高価な器具のため回収しようとした際、はずれなくなってしまうトラブルに見舞われます。しかしこれによりチタンと骨は拒否反応を起こさずくっつくのではとオッセオインテグレーションの仮説を思いついた瞬間でもありました。歯への臨床応用を考えたブローネマルク教授は、動物実験を経て1962年から人間に本格的にインプラント治療を行うようになりました。最初の患者は先天性歯牙欠損に悩むヨスタ・ラーソンという名前の34歳の男性で、彼は上下顎にデンタルインプラントを埋入し、その後彼が亡くなるまでの41年間、問題なく機能しました。

長年不遇の時代もあった

ただ、ブローネマルク教授が歯科医師ではなかったことなどがあり、批判的な立場の歯科医師も多く、長い間、普及には至りませんでした。大きなターニングポイントとなったのは1982年のトロント会議です。そこで予後15年の症例が報告され、一大センセーショナルを巻き起こし、世界中で普及が始まりました。現在ではインプラントの父として、歯科医師で彼の名前を知らないものはいません。 これ以降、デンタルインプラントの形態は棒状であり、歯に似た形態が常識となりました。現在見慣れているインプラントの形も定まってきたのはまだ歴史的に見れば浅いと言えます。現在棒状形態以外のインプラントはないと言っても過言ではなくなりました。

インプラントのメリット・デメリット

こちらの動画をご覧いただければ、インプラントのメリット・デメリットについてご理解いただけると思います。

メリット

①異物感がない。(入れ歯と比べて)

入れ歯にはこのようなプラスチックの歯肉の部分がついていますので、異物感に寛容な方でないと慣れることはできません。入れ歯の異物感に慣れることができないという方には、異物感のないインプラントは検討してみても良いかもしれません。

②硬いものがしっかりと噛める。(入れ歯と比べて)

インプラントは骨と強力に結合しているため硬いものを噛むのにとても有利です。硬いものを噛み締めたいという方はインプラントを検討してみても良いかもしれません。

③取り外しのわずわらしさがない。(入れ歯と比べて)

入れ歯は食事のたびに外して洗わなくてはいけません。また、食べかすが入れ歯と歯肉との隙間に入ることもあるでしょう。こうした煩わしさが嫌な方はインプラントを検討してみても良いかもしれません。

④隣の歯を削らなくて良い。(ブリッジと比べて)

ブリッジは必ず隣の歯を大きく削らなくてはいけません。削る歯が、全く削ったことのない歯であれば大変な損失と思われます。隣の歯を削りたくない方はインプラントを検討してみても良いかもしれません。

⑤他の歯に負担をかけない。(入れ歯、ブリッジと比べて)

インプラントは自立しているため、他の歯に咬合力の負担をかけません。入れ歯も、ブリッジも所詮は他の歯に負担をさせているに過ぎませんので、咬合力の分散を考えるとインプラントを検討してみても良いかもしれません。

デメリット

①手術が必要。

入れ歯やブリッジには手術は必要ありません。手術が怖くてどうしても嫌だ、体調の関係で手術ができないという方はインプラントは向いておりません。

②費用が高額。

当院では1本総額275,000円(税込)でインプラントをしております。自費治療になるためかなり高額になります。

③治療期間が最低3ヶ月かかる。

インプラントは入れてから骨とくっつくまで3ヶ月、人工歯製作に最低数日かかります。しかし、これは早い方で、場合によっては歯を抜いて半年待ってからインプラントを入れたりする場合は10ヶ月くらいかかる場合もあります。長い治療期間を望まない方はインプラントには向いていないかもしれません。

④インプラント周囲炎のリスクがある。

インプラント周囲炎とはインプラント最大の脱落原因です。インプラント周囲炎対策として当院では、できうる対策はしておりますので他のページを参考にしていただきたいのですが、 それでも当院で使っているストローマンインプラントの10年後の生存率は99%に少しおよびません。10年後の生存率が99%というのは歯科治療の中ではかなり高いと私は考えるのですが、0リスクを求める方にはインプラントは向いていないのかもしれません。

⑤手術で埋めたインプラントがくっつかないことがある。

手術で埋めたインプラントが、3ヶ月後骨とくっつく確率は一般的には95%くらいと言われています。ということは20本に1本のインプラントは骨とくっつかないということになるわけです。くっつかなければ、後日もう一度手術を致しますが、くっつかないこともあると了解の上で手術に望んでいただくことになります。

インプラント治療で気をつけていること

1.骨が十分にある方にしか
インプラント手術をしません

骨に幅がない、もしくは厚みがない場合、失敗しやすい症例には手を出さないというのが1つの答えだと思います。失敗症例の半分以上が造骨手術の症例で起こっております。これはもはや、インプラント自体の問題ではなく、造骨手術の問題と考えております。よって私は骨が少ない部分に人工骨粉をおいて、新たな骨を作るという造骨手術に関して否定的に考えております。造骨手術のテクニックレベルがインプラント手術の腕の見せ所という、業界の流れがありますが、個人的には疑問に思っています。
骨の多い方へのインプラントは、まず失敗しません。難症例と呼ばれる症例には、あえておすすめしないことに自信を持っております。

2.横浜歯友会 戸塚駅前内藤歯科では
院内でジルコニア加工を
行っています

従来の型取りをして石膏模型上で歯科技工士が製作するという、職人的な工芸的な人工歯製作法に適合の限界を感じ、デジタルCADCAMでの工業的なジルコニア加工に可能性を感じて人工歯製作工程をすべて一新いたしました。現在は院内に3D LABOを設立し、当院の患者様のジルコニア人工歯は全てそこで製作しており、全工程を監修しているため、私が理想とする人工歯が効率よく製作できております。

3.私は1人でインプラントの工程を
完結させたいと考えています

現在、HP製作、診断、手術、人工歯製作までを私1人で行っております。どれも大切な工程なので、強いこだわりがあり、他人に任せる気にはなれません。他の歯科医師を雇って労務管理をしたり、教育をしたりするのが好きではありませんし、その分患者様と接する時間にしたいと考えています。私の目指す方向は大型法人の経営者ではなく、体力が続く限り、診療に情熱を燃やし続ける一職人でいたいと考えています。横浜近郊でインプラントをご検討されている方、ご相談ください。